緑の血

昨日泡盛を飲みすぎたので、朝早く起きた。
泡盛と焼酎は二日酔いになる事は無く、むしろ目覚めが良くなる気がする。
余裕で一限に間に合った。
でも、研究室に着いくと、ドアが開いていたので、早い人がいるなあと思ったら、昨日潰れた先輩が寝ていたのだった。
起きあがると、「廃人だ〜酒を飲んでいる夢を見てしまった」
とおっしゃった。
今日は一、二限とテストを受けた。
先輩が内定式とやらで来ていなくて、新しい実験のやり方が聞けないので、午後は飼育室の水槽の掃除とかした。
底面濾過の道具を古い奴やったらいいよと、別の研究室の先輩から貸していただいたので、設置してみた。

水槽の動物を移したりしていると、採取した時に比べて、タコノマクラというウニが元気がなさげで、死んで水質を悪くしそうだったし、
実験に使えそうに無いので、
後学の為に解剖してみることにした。
解剖してみると、筋肉らしき物は全然無く、ちょっとだけ内蔵があってあとは空っぽみたいな動物だった。
で、緑の液が出てきたので、餌の藻類の色か、もしくは血の色か？
と言う疑問が生じた。

以下、自分の研究とは関係なく、単に興味で2分くらいでやってみた実験なので紹介します。

緑の血というと悪魔みたいですが、
緑の血というのは、珍しい物ではなくて、昆虫とか緑の血のものが多いし、軟体動物には青い血のものがいます。

藻類由来で緑なのなら、紫外線を当てるとクロロフィルという色素により発光するはずです。
発光しなかったので、酸を加えてみた。
もし血液色素由来であれば、これで色が消えるはず。
結果は、

瞬間的に色が消えました。

そしてアルカリを加えると微妙に色が戻りました。

よって、タコノマクラは緑色の血を持つと推定されました。

以上。

こんなことをしているくらい、今日は仕事が進まなかった。
明日は頑張ります。